中央アジアやロシア圏をを旅しているとよく自分の喉を指で弾く動作を見たことがないでしょうか?

私はキルギスで「サキサキ」と言いながらウォッカを勧めるおっちゃんがこの動作をしているのを見たことがあります。

つまりお酒の意味なのです。

なぜこの動作をするのか?

以前モスクワに駐在していた人から聞いた話によると。

ピョートル大帝がペテルスブルグのある教会の上に天使の像を作った奴にはどんな願いも叶えると言ったのである職人が見事に天使の像を設置したのでピョートル大帝が「どんな願いでもいいから言ってみな」と聞くと。

その職人は「お酒を一生タダで飲めるようにしてください」

ピョートル大帝はその願いを聞きその職人がどこの酒場に行っても無料にするように全国の酒場に通達した。

そして、その職人であるという目印に喉に天使の刺青を入れてその刺青を見せればタダで飲めるようにした。

そんなわけでその職人は酒場に行くと自分の喉の刺青を指では弾きながら「わかってるだろ?酒だしてくれ」と言ってただ酒を飲んだという話。

それがいつのまにか一般の人もお酒を飲むという意味でこのゼスチャーを使うようになったという話です。

まあ、これが合っているかどうかわかりませんが一説として。