昔昔、トルコを勉強したくて買ったのが白水社の「エキスプレス トルコ語」。

今はCDが付いているけど当時はカセットテープで(しかも別売り)でそれをウォークマンで通勤電車の中で聞きながら勉強した。

何度も聞いていると自然に覚えてくるので結構よかったかも。

でも実際の会話ではなかなかうまく使えなかったのでやっぱ独学は難しい。

さてさて、その本の中のフレーズでこういうのがあった。

「トルコ人たちにとって最も恥ずかしいことは何ですか」

Türkler için en ayıp şey nedir? チュルクレル イチン エン アユップ シェイ ネディル?

このフレーズってトルコに行っても使う機会ないだろうなぁ。

と思いながらもなぜか覚えてしまった。

そして、数年後、念願のトルコへ旅行へ行くことに。

dogubaya4


東部の町を旅行しているときガイドがあまりに約束と違ったことを言うので大人しい僕もついに切れてしまい、彼を壁においつめて言った・・・。

そう、あのフレーズを。

Türkler için en ayıp şey nedir? チュルクレル イチン エン アユップ シェイ ネディル?

ちゃんと通じたようで、彼はこう答えた。

Yalan ヤラン・・・・。

嘘という意味だ。

そのときはガイドのいい加減さで怒り心頭だったけど本で覚えたことを実際に使えたことで少し怒りが和らいだ。

まさか、このフレーズを使う機会があるとは。

なんだかうれしかった。

ちなみにガイドの彼は厳密に言えばクルド人だったのでちょっと複雑だったかも・・・。

ま、いいか。