昼前に宿をチェックアウトして、イスタンブールからバスでグルジアのバトゥミまで行くことにしたので、地下鉄に乗ってオトガル(バスターミナル)まで向かう。
オトガルに着いたはいいがバトゥミ行きはどこにあるかよく分からん。
イスタンブールのオトガルは広くてトルコ各地に行くバスがたくさんある。
バス会社もたくさんある。
とりあえずトラブゾンとかそっち方面だと思うのだが。。。
とうろうろしてたら、お約束の客引きみたいな人が来たので聞いてみた。
「バトゥミ行きはどこ?」
「バトゥンか?」
「いやバトゥミだってグルジアの」
「わかったわかった、こっちこい」
てバス会社のオフィスに連れて行かれて、75リラで切符を買わされた。
「15:00発のがあるからここで待ってろ」
バトゥン?でいいのかなぁ・・・。
ま、とりあえずグルジアには行くみたいだから大丈夫でしょ。
バスは定刻通り出発した。
乗客は少なく、車内はガラガラで、ゆったり座れるのはいいけど、これで採算あうんだろうか?
と、いらぬ心配をしていたら高速道路に入る前に途中で止まって何人か乗り込み満席とまでいかないけどそこそこ席は埋まった。
トルコの長距離バスはまあまあ快適。
お茶とかお菓子とかサービスで出てくる。
でもトイレがついてないのでトイレ休憩の時はとにかく出すものは出さないと、もし途中で催すと大変なことになる。
おなかを壊してたらそれこそ最悪。。。。
幸い今回の旅ではおなかを壊すようなことがなかったのでそんな最悪な事態がなかったのでよかったが、バスの移動中で一泊するので早朝、大のほうを催してしまい、バスが休憩所に止まったときは速攻トイレに駆け込み事なきを得たが。
そんなわけでバスは黒海南岸を通りバトゥミに向かうのであった。
後で調べたら「バトゥミ(Batumi)」はオスマン語で「バトゥン(ム)(Batum)」がグルジア語であるらしい、だから現地語だったらバトゥンが本当は正しいみたい。
【動画】バトゥミへの道
翌朝、国境に到着した。
なんと他の乗客はみんなトルコ国内で降りてしまい、グルジアまで入る乗客は僕だけだった。
日本人は3ヶ月間ならビザは不要である。
スムーズに通してくれるはず。が、しかし。。。
日本人自体この国境を越える人が少ないせいもあって国境の係官は僕のパスポートを見て怪訝な顔をする。
日本人はビザいらないっつーに!
係官は首をかしげて同僚に聞きに行く。
あーーー!もうイライラする。
でも我慢我慢。
係官が帰ってきて、ようやく入国審査再開。
WEBカメラみたなのに向かって顔をむける。
なぜか背筋が伸びる。
写真とってんのかな?
やっとスタンプを押してくれて無事グルジア入国。
大分時間が過ぎたけどバス待っててくれてるだろなぁ。。
トラックやらが沢山並んでいる横をすり抜けていくと
あった!バスはまだ手続きが済んでなかったらしくゲートのところで待たされていた。
置いてけぼりにならずにほっとした。
バスに乗り込み、バトゥミの町に向かう。
国境から町までは比較的近くて1時間もかからず着いたのだけど、なんかはずれに降ろされて町の中心へは重いバックパックを担いで歩かねばならなかった。
バックパックの重さにヘトヘトになりながらもようやく町の中心部に到達。
とりあえずすぐ街中で両替をする。
両替は銀行以外に小さな両替所が町中どこでもあるみたいですぐに交換できた。
100USドル=165.2Lr(ラリ)
両替した後ホテルを探す。
ガイドブックに載ってるホテルLavroを1時間くらい歩いて探してやっと見つける。
ツインの部屋、風呂・トイレ無し20Lr(12ドルくらいか)
部屋はトルコの安宿クラス、ガイドブック通りだ。
値段はガイドブックより少し上がっているみたいだ、ぼられたというより物価が上がっているようだった。
宿に荷物を置いて町を散策。
海の方まで歩いていくと港があり、船が何隻か浮かんでいるのが見える。
遠くに見える山はカフカス山脈かいなぁ。
あんまりごちゃごちゃしてなくてのんびりした雰囲気の町である。
ちょっと前にロシア軍が進攻して来たなんてなぁ。。。ちょっと信じられない。
ぼろぼろの建物があったので「これはロシア軍の砲撃で!」と思ってよくみたら、単に古くなったから解体されてる途中の建物だった。
海辺には椰子の木?が植えられてて南国っぽい。
お昼はトルコ料理屋でケバブとナンとビールで8Lr
ネットカフェで1Lr、例の荷物を預かっているAと連絡を取る。
おとといまでバトゥミにいて今はトビリシにいるみたいだ。
泊まってるとこは多分ガイドブックに載ってる「ネリダリの家」にいるらしい。
バザールで石鹸買って0.4Lr
結局、買い物してのんびり散策したもののバトゥミは他にとりたてて見るものも何にもないから明日トビリシに行くことにした。
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